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ユウトの先輩たち

みちのく銀行に就職して今年で10年目。自ら学ぶ事の楽しさをぜひ知ってもらいたい。

みちのく銀行

八戸営業部

函館市立亀田中学校出身

卒業2003年

柳澤 隼人

 函館大学を卒業し、みちのく銀行に就職して今年で10年目になります。この銀行への就職を目指したのは、大学2年生の時です。
 函館大学には就職活動の一環として企業の人事担当者を講師に招いて、直接指導のもとで個人・集団面接等の演習を行うプログラムがあり、その時の講師が当行の人事担当者でした。みちのく銀行が、地域の企業や産業、そしてご家庭のためにどんな仕事をして、どんな役割を果たしているのか教えていただき、銀行マンの道に進もう決めたわけです。
 当行は青森県が本拠地ですが、函館や札幌にも支店があって、青森県と北海道、特に津軽海峡を挟んだ函館と青森の経済発展に、道内の銀行以上に積極的にかかわっていく気概に溢れています。昨年は青函を結ぶ北海道新幹線も開通しましたので、函館出身の私としましても、ますますやる気を感じています。
 銀行で働く人には、社会の今と将来を見つめる見識が必要だと思います。そのためには、世の中のあらゆる事に興味関心を持って、常に好奇心を忘れずに学ぶ知的欲求が大切だと思います。
 私の人生の中で、この好奇心を持って学ぶ姿勢を持つようになったきっかけは、有斗高校での学生生活にありました。実は、私は、中学校の頃まではあまり勉強がすきではありませんでした。当然、成績もそれほどよくありませんでした。しかし、有斗高校には、とても熱心に教えてくれる先生がたくさんいらっしゃって、それまでよく理解できていなかった科目も解るようになったことで、全般的に勉強が好きになって行ったのでした。自ずと成績も良くなりましたし、良くなるとますます勉強が好きになるという好循環で、家でも勉強机に向かうことが毎日の習慣になりました。これは、有斗高校の先生方が、成績のために勉強するのではなく、知らないことを知るために勉強するという事を教えてくれた結果だと思います。1年生のうちに、数学でも英語でも、中学で解らなかった所がどこかを先生方が把握してくれて、基礎から解るまで教えてくれたことが、その後の勉強好きに繋がったのだと思います。
 この勉強好きは、よく言う成績のためのガリ勉というのとは違って、未知の分野を知りたいという好奇心なのだと思います。そういった点で、中学まで比較的好きだった歴史や現代社会といった社会科系の科目は、もっと好きになるように教科書以外の本も読んで学びましたし、そうした発展的な学びは、その後の函館大学での簿記や経済などの商学系の学びにも役立ちました。
 銀行職員には、銀行職員としての知識習得と学習意欲の向上を目的とした銀行業務検定あり、毎年全国の銀行職員28万人が受験しています。検定科目は「財務」「税務」「外国為替」「投資信託」「経営支援アドバイザー」「年金アドバイザー」「相続アドバイザー」など多岐に渡っており、それぞれに4級から1級まであり、この取得級は銀行員としての昇給の基準にもなります。すべての科目は社会情勢やトレンドを反映させて検定試験が作成されているので、日々アンテナを張り巡らせて、新聞やインターネットで情報を集めて関心をだいて学んでいなくてはなりません。そしてその学びが無ければ、日頃のお客様への業務に日進月歩で対応していけません。ですから、学ぶ姿勢は銀行マンの必須条件です。
 これから有斗高校を目指す皆さん、勉強が将来、何に役立つのか解らないと思っている人こそ有斗高校で学び、自ら学ぶ事の楽しさをぜひ知ってもらいたいと思います。

※平成28年度にインタビューしたものです。

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