ユウトのクラブ
YUTO Club
ユウトのクラブ
YUTO Club
本日は、昨日順延となった1回戦が行われました。
また、第1試合に変更となったため
応援部隊は朝の3時半に函館を出発、
保護者の方々は、昨日札幌入りしたため
そのまま札幌にSTAYしたとの情報を得ております。
本日の対戦相手、北海道栄高校さんは
MAX145Km/hという速球派右腕を擁するチームです。
そこをどう打ち崩すかと、大会前から話題となっていましたが
果たして?
初回、先頭打者にの投球する村田選手
試合は、1回の表の守備からアクシデントに襲われます。
先頭打者にヒットを許し、次の2番。
三遊間を抜けようかという打球に遊撃手の
浅井選手が横っ飛びで好捕。
そこまでは、良かったのですが、
浅井選手が、そのまま左肩を抑えて
うずくまったまま、
立ち上がることができません!
担架が用意されましたが、
最終的にはそれを使うことなく
自力でベンチ裏へと向かい、治療を試みましたが
残念ながら、試合に復帰することはできませんでした。
となると、代わってショートに入ったのが
ベンチ入り中、唯一の1年生、福島一茶選手。
守備に入る前、内野陣が集まり、声を掛けます。
そして、ノーアウト1・3塁というピンチから
試合再開です。
観客席がザワつく中、3番バッターに投げた初球
まさか、まさか、
代わったところに打球は行くとは言いますが
初球に痛烈なショートゴロ
ハーフバウンド気味の難しい打球を
しっかり腰を落として捕球し
ダブルプレーを想定して中間守備を敷いていたため
1点をあきらめて6-4-3となることを
スタンドの大半、
そして栄さんの3塁ランナーさえも思ったことでしょう。
ところがボールはホームへと送られ、
3塁ランナーは本塁突入をあきらめ
帰塁しようとしましたが、
キャッチャーからサードへボールが送られタッチアウト!
さらに、挟殺プレーにもならなかったので、
3塁への進塁も許すことなく、
1アウト1、2塁となりました。
その後、私も、スタンドの方々も
結果的にこの判断がどう出るのか
固唾をのんで見守っていましたが、
結果的に初回の相手の攻撃を0点で抑えることができました。
大歓声でベンチに迎えられる福嶋選手(16番)
このように、波乱ずくめで始まったこの試合、
この後の展開は一体どうなるのか?
迎えた有斗の攻撃。
相手の才木投手は、気持ちよさそうに
ビュンビュン速球を投球練習から投げ込みます。
どうなることかと思っていたところ
我らの1番バッターも負けてはいません。
鈴木選手が放った強烈な打球がセカンドを襲ます!
この打球がセカンドの直前でバウンドし、
そのままセンター前へと抜ける
ヒットを打ったのです!
これはっ!
しかし、送りバントが決まらずに
ランナーを進めることができず、
流れを手にすることができませんでした。
続く2回、相手投手の才木選手(9番バッター)に
センターオーバーの2塁打を打たれながらも、
無得点で抑えます。
ということは、2回で打者一巡しています!
その裏
才木投手は、2塁打も放ち、気分上々だったことでしょう。
迎えるは5番西田選手。
2回にして、完全に押されている試合展開の中、
ものの見事にとらえた高めのボールが、
高々とバックスクリーン右へと飛び込んだのです!
(動画のUPのことを考えて、何とか声を出さないつもりでしたが
つい、出てしまうものですね・・・ お恥ずかしい。)
よぉーし、このままっ!
と思いたいところでしたが、
4回の表、ついに我慢にも限界がきて
一挙5点を挙げられ、完全に主導権を握られてしまいました。
それでも、4回途中から救援した笹森選手も
辛抱強くその後を抑えていきます。
その間、スタンドからは、
控え部員
マーチングバンド部
保護者
OB
様々な方々が、声援を送ります。
そして9回。
何とか無失点で凌いで、その裏の攻撃に
勢いを付けたかったのですが1点を失い、
3アウト目は、ピッチャー強襲のライナーが笹森選手の
膝を直撃し、打球は運よく三塁手の前に転がったので
アウトにできましたが、
笹森選手は担架によってベンチ裏へ・・・
そして、最後の攻撃。
才木投手に3人で抑えられ
試合終了
つまり、
3年生にとって、高校生として野球に携わる最後の時となったのです。
このスコアボードをご覧ください。
得点ではありません。
その横のH、つまり安打数です。
18安打も打たれながら、6点に抑えているのです。
おそらく投手陣は四死球もほとんどなかったはずです。
つまり、逃げることなく真っ向から勝負し続けたのです。
この姿に、私は胸を打たれました。
勝負の世界、
必ず勝者と敗者が生まれます。
しかし、人生はそこで終わるわけではありません。
この経験を胸に、引退する3年生の皆さんは
素晴らしい人生を歩んでほしいと切に願っております。
お疲れ様でした。