有斗高校で過ごした3年間で社会人としてのマナーを学びました！
紀の国建設株式会社
専務取締役
函館市立本通中学校 出身
卒業2001年
紀国 隆介さん
建設会社の経営者として働いています
紀の国建設は祖父が設立し今年で創業60年になります。現在、社員数26人、建設・土木・住宅と幅広く仕事を受注しています。コンビニエンスストア、衣料品店、ハンバーガーショップなど全国規模で展開されている企業から店舗建設の仕事をさせていただき、私自身は、現在、専務取締役として技術部・営業部・総務部と札幌支店の管理をしています。建設会社は一つの物件を丁寧に作り上げ、信用を得て、次の仕事に繋げて行くのが全てです。それは気の抜けない厳しい仕事ですが、そこに人が住んだり、集まったりする建物といった形あるものを作り上げることは、一つひとつが大きな仕事で醍醐味がありとてもやりがいを感じています。
有斗高校で学んだ社会人としてのマナー
私自身は有斗高校を卒業後、北海道工業大学で建築学を学び、その後、カナダからの輸入住宅を販売する仙台の会社で営業マンとして3年間勤務した後に、紀の国建設に入社しました。
大学での建築の学びでも、仙台での営業マン勤務でも、そして現在の経営者としての仕事でも、常に有斗高校の軟式野球部で全国大会という目標を持って汗を流した3年間があってこその現在の私だと思います。
一般的に有斗高校は厳しい学校というイメージがあるかと思いますが、入学してみるとその厳しさとは、周りの人に対する礼儀を大切にし、何事もおろそかにせず、怠けること無く時を無駄せずに生きるということだったのだと思います。そして、社会に出て仕事の場でいろんな人と接する際にも礼儀と時間の大切さは、より一層、実感させられる事でした。有斗高校で学んで本当に良かったと思います。
地域に広がる有斗の輪を大切に
私は函館に戻って以来、若手経営者や後継者たちが集う青年会議所の会員になり、花火大会やボランティア活動など函館の街を盛り上げるためのイベントの企画や運営に携わってきました。会員には有斗高校OBの先輩や後輩も参加していてお互いに協力し合ってきました。これもやはり伝統校ならでの素晴らしさだと思います。
有斗高校で学ぶ皆さん、そしてこれから有斗高を目指そうとしている皆さん、ともに函館の街で出会い、一緒に働ける仲間になれるよう頑張ってください。皆さんとの出会いが楽しみです。
※2022年に取材した記事です。
